雑誌や映画などで目にする海外のインテリアは、広々として自由で、何と言っても大胆なコーディネートがおしゃれですよね。日本の住宅は部屋が細かく区切られていることが多く、海外のような開放感のある部屋にはできないと感じるかもしれません。しかしコツさえつかめば、狭い部屋でも開放感のある素敵な部屋が作れるのです。今回は、部屋が狭くてもおしゃれな海外風インテリアを楽しむ方法をご紹介します。
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狭い部屋でも海外風インテリアにできる?
海外風インテリアは開放感が重要です。この場合の海外風インテリアとは特に欧米の、映画やインテリア雑誌に出てくるような広々としたダイニングキッチンやリビング、ベッドルームなどを指します。「そもそも海外の住宅とは間取りも天井の高さも違うので無理!」と思われがちですが、それでも海外風インテリアの雰囲気を取り入れることは十分可能です。
家具を置きすぎない
特に収納スペースが少ない部屋では家具が増えがちですが、そこはグッと抑えたい部分です。何も置かない床や壁のスペースを少しでも多く確保した方がスッキリと見え、自由度の高さも演出できます。
逆に床も壁も家具で埋まってしまうと、閉塞感が生まれてしまいます。収納が少ない場合は、ベッド下の収納や、ベンチ収納、高さのあるラックなどを上手に活用して、使用する面積の節約を考えてみましょう。
ソファやベッドは背の低いものを選ぶ
部屋を広く見せたいなら、ソファやベッドなどの大きな家具は背の低いものを選びましょう。背の高い家具を置くよりも、天井が高く見えて開放感があります。ベッドシーツなどのファブリックには、白系を合わせるとより広々と見えます。
部屋のトーンに統一感を出す
家具の材質や色を合わせると洗練された印象になります。また、海外風のインテリアというと、大胆な色や柄のファブリックなどを使いたくなりますが、注意点はトーンを合わせることです。
カラーを選ぶ時は、ベースカラーを落ち着いた色にして、1~2色の差し色で遊ぶようにすると◎。見た目のごちゃつきを防げます。柄物はあくまでもアクセントにして、全体が統一感のある仕上がりになるよう意識すると良いでしょう。
おしゃれな海外風インテリアにアレンジするコツ
狭い部屋を海外風インテリアにアレンジして、居心地よくおしゃれな空間に作り込んでいきましょう。
カラーコーディネート
海外風インテリアのカラーコーディネートには、遊び心を取り入れたいですよね。差し色に鮮やかな色を使えば、都会的な雰囲気になります。シンプルなベースカラーだけでまとめるよりも、少しコントラストのある色使いの方が海外風にしっくりきます。
リビングなら、ソファが部屋の印象を左右するため、ソファの色を中心に色を決めていくのもおすすめです。ソファに合わせたラグとカーテンを選ぶと、統一感が生まれやすくなります。
壁面をおしゃれに
海外風インテリアにアートは欠かせません。空いた壁におしゃれな額縁を飾るだけで一気に雰囲気がよくなります。そこへ間接照明や観葉植物をプラスすると、生活感が薄れ、ラグジュアリーな空間が演出可能です。
ちょっとした空間に遊び心を取り入れることが、海外の自由な空気を楽しむコツでもあります。また、自由度が高く、大胆に見せる壁面収納は海外風インテリアにぴったり。収納と雰囲気作りを兼ねて、壁をコーディネートしてみましょう。
狭い部屋の収納はオープンラックを取り入れよう
収納スペースが少ない部屋では、どうしてもものが溢れてインテリアコーディネートが思うようにいきません。そんな時は、思い切ってオープンラックを導入するのも一案です。
オープン収納は生活感が溢れてしまうのではと思うかもしれませんが、収納ボックスやバスケットなどを活用すれば「隠しながら見せる」おしゃれなスペースを作ることができます。オープンラックは背板がないので圧迫感がなく、部屋の仕切りとしても使えます。
中でもスチールラックは高さを活用できるので、部屋が狭い場合の収納に最適です。「部屋のベースが自然素材なので、スチールが浮いてしまう」と感じる場合は、ウッドラックがおすすめです。
おわりに
日本の狭い部屋で海外風インテリアを楽しむには、広く見せて開放感を生みだすことが大切です。物理的に無理な場合は、色使いで広く見せましょう。そこに大胆さを組み合わせ、さらにアートを取り入れることで海外風のおしゃれなインテリアに近づきます。海外風らしく、自由にインテリアを楽しみましょう。