スチールラックといえばシルバーカラーが定番ですが、他のカラーも人気です。中でも白いスチールラックは、壁の色となじみやすく部屋を広く見せる効果があります。特に清潔感を大切にしたいキッチンでの使用にぴったりです。ここでは、白いスチールラックをキッチンで効果的に使うコツをご紹介します。
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白いスチールラックがキッチンにおすすめの理由
白いスチールラックは、キッチンで使用するのにぴったりの家具です。それには、色の魅力や材質の特性など、いくつかの理由があります。
清潔感があり、空間を広く見せるホワイトカラー
白という色は、スペースを広く見せる効果があります。特に日本の住宅は白い壁紙を貼ることが多いので、白のスチールラックは壁と一体化し、圧迫感を与えません。濃い色の家具を置くよりも、広々とした印象を与えます。
また、白は清潔感のあるカラーで、キッチンやランドリーなどの水回りに向いています。色の選択に悩んだら、ホワイトをベースにカラーコーディネートをしてみると整いやすいでしょう。
サビや水に強いスチール素材
スチールラックは、芯にスチール、その周りにクロムメッキ、そして最後に防錆加工の効果を持つクリアコーティングが施されていますが、メーカーによりそれがないこともあります。防錆加工はサビを発生させにくくすると共に、中まで侵食させないようにする効果もあるので、コーティング有りのラックがおすすめです。
防錆加工があれば、スチールラックは水回りでの使用にも耐えられ、キッチンでも大変使いやすい家具です。濡れた場合もサッと拭きやすい、つるりとした素材感も魅力です。
汎用性抜群のメタル製ラック
メタル製のスチールラックは、ポールと棚板でできたシンプルな構造です。また、耐荷重のしっかりした商品も多く、重たいものを載せても安心感があります。追加パーツも豊富で、棚を増やしたり減らしたりと柔軟にカスタマイズできるため、キッチンのあらゆるものを収納できます。その汎用性の高さは、今後末永く付き合う家具として十分なメリットといえるでしょう。
白いスチールラックとインテリアの相性
白には、他のカラーやテイストと合わせやすいというメリットがあります。例えば、ホワイト×ブルーなら爽やかに、ホワイト×ブラックならシンプルモダンに……など、合わせるカラーで表情がガラリと変わります。
ここでは、白いスチールラックと特に相性の良いインテリアをご紹介します。
ナチュラルインテリア
インテリアにはさまざまな種類がありますが、最近流行するインテリアにはどれも共通してナチュラルな雰囲気が流れています。自然な素材感のあるものが好まれ、木製のものやグリーンを取り入れるのが特徴です。
そんなナチュラルインテリアにも、白いスチールラックはスッと溶け込みます。材質がスチールだと無機質になってしまいがちですが、自然素材のカゴやクロス、木製のボックスなどを足すことで、柔らかな表情が生まれます。ナチュラルインテリアでは、白いスチールラックは少し甘めのイメージで使用するとフィットしやすいです。目隠しカーテンなどで、差し色を使うとまとまりやすいでしょう。
モダンインテリア
白いスチールラックを大人っぽいモダンインテリアに合わせる時には、キッチン全体をスッキリと仕上げるのがコツです。シルバーカラーのラックよりも甘めに見えがちなので、モダンを意識するなら細かい生活雑貨よりも、センスの良いキッチン家電を並べて見せる方が格好よく決まります。
さらにカラーをそろえると、統一感とスタイリッシュさがパワーアップ。白いラックに黒や茶の家電が並ぶとすてきです。生活感のあるものは、おしゃれな収納ボックスにしまって並べましょう。
キッチン家電をスッキリ収納
スチールラックは頑丈で安定感のある家具です。細々した生活雑貨はもちろん、重さのあるキッチン家電を置いても安心です。家電置き場がない時は、ラックにひとまとめにして、便利に使いましょう。
家電ラックとして使用する際には、棚板1枚当たりの耐荷重を確認してから使用してください。
スライド式シェルフで使いやすく
キッチン家電は、炊飯器やポット、電子レンジなど、熱や湯気を放出します。それらがこもると棚が変形する恐れがあるため、家電ラックには熱を逃がす工夫が必要です。
その点、スチールラックなら、メッシュ構造のため熱や湯気を逃がせるので安心。ウッドシェルフなどの目が詰まった棚板を使用する場合は、スライド式シェルフにすれば効果的です。特に炊飯器やポットなど、頻繁に使い毎日湯気を多く出す家電には、スライド式シェルフがおすすめです。
収納ボックスを活用しよう
電動ミキサーなどの小さな家電類は、大きめの収納ボックスにまとめて収納すると便利です。フタ付きボックスならホコリよけになりますし、まとめてしまうことで出し入れもスムーズになります。ただし、熱くなった家電は必ず冷ましてからしまうようにしましょう。
キッチンワゴンとしても活躍
スチールラックには大小さまざまなサイズがあり、一般的な棚としての使用には高さがある程度あるものが必要です。しかし、小さなスチールラックも、キッチンでは大きな役割を果たします。それはキッチンワゴンとしての役割です。
キャスター付きで移動がラクラク
腰程度の高さのスチールラックにキャスターを取り付ければ、簡単にキッチンワゴンの出来上がりです。棚板のサイドに落下防止のパーツを取り付けることで、移動中にものが落ちることもありません。
毎日の食事作りに必要な道具をワゴンにそろえて近くに置いておくと、無駄な動作なくスムーズに作業ができます。
普段はキッチンの隙間に収納
移動が可能なラックは、スペースの少ないキッチンにもおすすめです。普段はキッチンの隙間や片隅に収納しておき、使う時だけ手元に移動させれば普段はスッキリ。キッチンの作業台が少ない場合も、ツールなどをキッチンワゴンに収納すれば作業台を最大限使用することができます。
頻繁に使用するものとそうでないものを区別できるという点では、キッチンワゴンを身近に置くことで、ものの増やし過ぎを防ぐ効果もありそうです。
ウッドシェルフにチェンジしてナチュラルに
キッチンで使用するラックには、棚板がメッシュだと都合が悪い場合もあります。例えば安定性が欲しい電子レンジや、細かいものを置く場合などです。そんな時には、棚板をウッドシェルフにすると解決します。
スチールラックは棚板を1枚から取り替えられるため、好きな段の棚をウッドシェルフに変えることも難しくありません。ウッドシェルフとは木製の棚板のことで、メッシュよりも隙間がなく平らなため、ものを安定させて置くことができます。
また、ウッドシェルフはナチュラルな見栄えも魅力です。「キッチンにもう少しウッディな雰囲気が欲しいな」という時にも大変重宝します。
ウッドシートでもナチュラルさを演出できる
もう少し手軽に木目調を楽しみたいという場合は、棚板ではなくウッドシート(木目調のシート)を敷くこともできます。
ナチュラル感を演出できるだけでなく、敷くだけでものをまっすぐ置きやすくなります。また、他の段が見えなくなるため、ごちゃつきを防ぎスッキリとしたイメージになるのも魅力です。
ホワイトラック×観葉植物で温かみをプラス
白いラックはシンプルでナチュラルなインテリアにもなじみやすいのですが、それだけでは寂しい印象になりがちです。白を使う時は、何か別の色や素材を組み合わせて雰囲気よく仕上げるのが◎。観葉植物を置くだけでも効果的です。グリーンを活用して、キッチンをリラックススペースにしましょう。
グリーンはナチュラルインテリアに欠かせないアイテム
小さくてもひとつグリーンがあると、空間の印象がよくなります。キッチンで育てるならアイビーやポトス、ハーブなど、手がかからないものがおすすめです。爽やかもプラスされ、窓のないキッチンにも清々しさを取り入れられます。アイビーなどの垂れ下がる植物はフックで吊り下げてハンギングにしたり、ハーブの鉢はウッドボックスに並べて飾ったりして楽しみ方も自在です。
土に抵抗がある場合は、根を水に差しておくだけでもOK。アイビーやポトスは、花のように水に差しておくだけで長生きできます。
フェイクグリーンでもリラックス効果
陽当たりなどの都合で、リアルな植物がキッチンの環境になじまない時は、フェイクグリーンで代用しましょう。最近のフェイクグリーンは本物そっくりでみずみずしく、陽の当たらないキッチンでもナチュラルさを演出できます。光にあてると消臭などの効果を発揮する「光触媒」機能があるフェイクグリーンもあり、今は実に多くの種類の中から好みのフェイクグリーンを選べます。
おわりに
防錆加工のあるスチールラックは、元々水回りでの使用にも強く、キッチン収納として人気のある家具です。棚板の付け替えや追加パーツなど、拡張機能も豊富な点も魅力です。そんなスチールラックを白にすることで、ますますインテリアになじみやすくなります。自然素材の雑貨やグリーンと組み合わせることで、優しい雰囲気のキッチンを作ることができるので、ぜひ試してみてください。