シンプルな室内にあえてカラフルな家具を配置し、ポップでスタイリッシュに見せるインテリアの手法があります。1950~60年代にブームとなった「ミッドセンチュリースタイル」がよく知られますが、白木の家具に目の覚めるようなプリントファブリックを合わせる北欧風インテリアもその流れでしょう。実は、スチールラックが、これらのコーディネートと相性が良いことをご存じでしょうか?
今回は、スチールラックを活用してポップで楽しいインテリアを実現するアイデアについてご紹介します。
カラフルなスチールラックを主役にして、お部屋のポイントに
スチールラックと言えば、光沢のあるシルバーカラーのイメージが一般的です。しかし、今ではポップな色合いのカラーラックも豊富なバリエーションから選ぶことができます。インテリア的には脇役という印象が強いスチールラックですが、ビビッドな色合いのものを選んで部屋の主役にするというのもおもしろいと思いませんか?
1950年代に流行した、鮮やかな原色のデスクサイドワゴンをイメージして、真っ赤なキャスター付きのスチールラックを室内のポイントにしたり、部屋のテーマカラーを決めてその色に合わせたスチールラックを選んだりしても良いでしょう。
ビビッドな色のスチールラックを選ぶ際に大切なポイントは「サイズ感」。鮮やかな色の家具は目に入りやすいため、あまり大きいとストレスに感じてしまったり、落ち着きのない印象を与えたりします。
視線が落ち着くことで室内に奥行きを感じさせる効果も考えられるため、ほどほどのサイズ感を大切にしながら選ぶと良いでしょう。デスクワゴンや、カラーボックスぐらいの大きさが、一般的なインテリアとしてはバランスよく感じられるはずです。
スチールラックに「黒子」の役目を与えるアイデアも
部屋全体にポップな印象を持たせるために、必ずしもスチールラックがポップなデザインである必要はありません。スチールラックはあえて「黒子」とし、他のポップなアイテムを引き立てる役割を持たせるのも良いアイデアです。
例えば、金属パイプの部分がつや消しブラックで、棚板がダークブラウン木目のスチールラックは、ポップな部屋の「黒子」にするのに適したデザインと言えます。カラフルな雑貨をバランスよく飾れば、シックな色合いのスチールラックが「引き締め役」となり、子どもっぽさや浮ついた雰囲気をほどよく抑えてくれます。 カラフルでポップな印象でありながらも「大人の部屋」のイメージも大切にしたいのであれば、あえて落ち着いた雰囲気のスチールラックを選ぶという方法もあるのです。
ポップ&カラフルなインテリアの注意点
原色系を取り入れた、ポップなインテリアの室内で特に注意したいのが「ホコリ」です。
赤や青、ピンクや紫などのカラフルなスチールラックは、表面にホコリがたまると白や茶の家具よりも目立ちやすいというデメリットがあります。せっかく鮮やかな色を選んでも、いつもホコリが浮いてぼやけた色に見えてしまうようでは、かえってくたびれた印象を与えてしまうことも。
日々の掃除がしやすい点はスチールラックのメリットの1つです。ハタキやハンディワイパーなどでのこまめな掃除を欠かさず、常にビビッドな室内を保つよう気を配りましょう。
おわりに
今回は、スチールラックを活用してポップでカラフルな室内を実現するインテリアコーディネートについてご紹介しました。