一般的に、部屋は低めの家具を配置することで広く感じられるようになります。ワンルームの部屋で「狭い」と感じている方も、インテリアをロースタイルに変えるだけで改善されるかもしれません。
そこで今回は、ロースタイルインテリアのメリットとその注意点をご紹介します。インテリアコーディネートを工夫し、快適な生活空間を手に入れましょう。
ロースタイルインテリアをおすすめする理由
ロースタイルインテリアのメリットは、大きく分けて3つあります。
1つ目は、冒頭にも説明した通り部屋が広く見えることです。あまり高さのない家具でそろえると圧迫感がなくなり、すっきりした印象になります。家具と天井との距離も遠くなり、相対的に天井が高くなったように感じられることも部屋が広く見える一因でしょう。
2つ目は安全性が高まること。低い家具にすれば、当然小物を設置する場所も低い位置になります。小物の落下や落下による怪我のリスクを減らすことにつながるでしょう。
3つ目は、安定感が増すことです。高さのあるベッドや椅子の場合、サイズによっては足が宙に浮いてしまう場合がありますが、低めのものにしておけば確実に床に足をつかせることができます。安定感は安心感にもつながるため、心を落ち着かせたい方にもロースタイルインテリアはおすすめです。
ロースタイルインテリアの家具選び・配置のポイント
【1】低い家具で統一するロースタイルインテリアコーディネートのポイントは、その名の通り低い家具(ロースタイル家具)で統一することです。テレビ台やラック、テーブルにソファ、ベッドなど、できる限り低い家具をそろえましょう。自分が床に座った際に使いやすい高さの家具や、画像のテレビ台やラックのように、座ったときの目線に合う高さの家具を選ぶのがおすすめです。
なお、キッチンスペースのように立って作業する場所の場合、低めの家具だと不便です。作業しやすい高さを考えつつ、ロースタイルにも合うように腰の高さ程度のキッチンワゴンや食器収納棚などを選びましょう。
【2】多機能な家具を選ぶと便利ロースタイルインテリアの実現を目指す場合、ネックになるのが収納力です。
あまり大きな家具を置けないため、どうしても避けては通れない問題といえます。
そのため、ロースタイルベッドはベッド下に引き出しがついているもの、テーブルは折りたためるもの、ソファやスツールを置く場合は座面が収納になっているものなど、多機能な家具を選ぶと大変便利です。
【3】動線・視線を遮らないように家具を配置家具の配置の際は、壁や床が多く見えている方が部屋を広く見せることができる、ということを意識しましょう。家具はできるだけ壁際に配置し、動線や視線を遮らないよう気を付けてください。
ワンルームを広く見せる色選びのポイント
ワンルームを広く見せるためには、色選びも大切です。
一般的に明るい色・淡い色は広がって見える(膨張色、進出色)ため、天井や壁、カーテンなど、部屋の大部分にあたる箇所は明るい色や淡い色にすることをおすすめします。その上で、ラグや家具の一部、雑貨など、床に近い部分には暗い色・濃い色を配置しましょう。部屋全体の印象を引き締め、奥行きを感じさせてくれます。
おわりに
今回ご紹介したポイントを押さえて、ワンルームが広く見えるようなインテリアコーディネートを実現してください。