洋風化された現代の暮らしですが、世代を問わず和室はまだまだ人気です。特に、畳の上で寝転ぶ感覚は、なんとも気持ちの良いものですよね。畳の心地よさを味わうためには、収納家具などを畳の上にあまり置かず、広々使いたいものです。
今回は、和室をスッキリ快適な空間にするための、ラックを活用した押入れ収納術をご紹介します。
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和室の収納は、押入れの有効活用がポイント
和室の畳の上に家具を置くと、畳がへこんだり、家具を置いた場所とそうでない場所で畳の色に差が出たりすることがあります。和室をきれいに使うためには、押入れになるべくすべてのものを収納しておきたいですね。
和室の押入れは収納スペースとしてたっぷり使えますが、仕切りがないと、空間を持て余しがちです。押入れを有効活用するためには、収納の仕組みを作り、使いやすい空間にすることが大切です。
和室の押入れはスペースごとに収納しよう
和室の押入れは、スペースごとに収納することで、広い空間を賢く活用できます。
「出しやすさ」と「使用頻度」でカテゴライズ
押入れは、天袋・上段・下段、さらにふすまで左右に区切られた、6つのスペースに分けられます。それぞれのスペースに分割して収納しますが、コツは「出しやすさ」と「使用頻度」を考えることです。
使用頻度が高いもの・取り出しにくいものは上段に、使用頻度が低いもの・取り出しやすいものは下段や天袋に、などカテゴリー分けした上で収納すると良いでしょう。
天袋には軽いものを、下段には重さのあるものをしまうのも、使いやすい収納のコツです。
また、奥行きも活用し、手前にはよく使う日用品などを、奥にはシーズンオフのものをといった具合に収納するのもおすすめです。
注意したいのは、ふすまで左右に区切られるため、中央をまたぐと取り出しにくくなってしまう点。左右どちらかのよく開く方に、より使用頻度の高いものを収納すると良いですね。
和室の押入れは奥行きたっぷり!ラックで有効活用しよう
広い和室の押入れを活用する最大のコツは、収納アイテム選びです。そこで活躍するのが、スチールラック。空間を上手に仕切れるだけでなく、通気性が良いため、湿気がこもりがちな押入れの収納に最適です。
また、耐久性が高いため、重さのある家電などを収納しても、棚板がたわむなどの心配がありません。
それでは、スチールラックを使った押入れの有効活用法をご紹介しましょう。
キャスター付きラックを縦に収納
たっぷりの奥行きを活用するためには、キャスター付き・ワゴンタイプのラックが便利です。縦に使うことで、奥までしっかり収納でき、デッドスペースが生まれません。
キャスターが付いていると重いものでも取り出しやすいため、シーズンオフの家電などの収納にぴったりです。また、出し入れが楽なのでよく使う日用品のストック置き場としても活躍します。
スペースに合わせてラックを調整
スチールラックなら、収納スペースに合わせてラックを調整することが可能です。棚板の高さ、数やラックの幅を変更できるため、スペースにぴったりの収納を実現できます。
ボックスや引き出しなどを追加すると、こまごましたものもまとめて収納できるので、さらに使いやすくなります。
ハンガーラックで簡易クローゼット収納
ハンガーラックを活用すれば、押入れの中に簡易クローゼットが完成します。上段を大人用に、下段を子ども用にしても良いですね。
フックやバスケットなどを使うと、帽子やベルトといった小物類の収納も可能です。
おわりに
和室の押入れは仕切りがないため、せっかくの空間を無駄にしてしまっていることも少なくありません。上手に収納するコツは、出しやすさや使用頻度に合わせて、しまうスペースを区切ること。スチールラックを賢く活用して、押入れの収納力をアップしてみてください。