近年、インテリアをインダストリアル風(工業的)にコーディネートする方が男女問わず増えてきています。工場のような、無骨でクールな印象が特徴的なインダストリアルインテリア。
今回は、メタル製ラックを使ったインダストリアルインテリアについてご紹介します。
メタル製ラックなどの金属製品を多めに配置
部屋にインダストリアル感を出すためには、まず「工場の雰囲気」をイメージしてみましょう。一般的に、工場といえば「シンプルな色調」「配管や機械製品」「ヴィンテージさを彷彿とさせる製品」などが思い浮かぶのではないでしょうか。そのイメージに合うように家具や雑貨を選び、配置してみてください。
おすすめは、金属製のインテリアを多めにすることです。金属製品を多く配置することで、インダストリアルインテリアに欠かせない無機質な印象を演出することができます。
ヴィンテージ感のある金属製家具は高価なものが多いのですが、メタル製ラックなら比較的安価で手に入れやすいためおすすめです。サイズやパーツも豊富なため、部屋や置くものの大きさに合わせてカスタマイズできる点も魅力といえるでしょう。
また、新しい家具を探すのも良いのですが、手持ちのインテリアにエイジング加工を施すのもおすすめです。ペンキやスプレーでリペイントを施したり、やすりをかけてわざと塗装を剥げさせたりと、持っている家具が古いものに見えるようにアレンジしてみましょう。
インダストリアルインテリアにおすすめの色
部屋をインダストリアルにコーディネートするにあたって気を付けたいことの1つとして、「部屋の色調をアースカラーにすること」が挙げられます。
アースカラーとは、ブラウンやカーキ、ベージュなど、木や土などの自然な色を指します。いくらメタル製ラックを取り入れたとしても、周りの色がカラフルすぎるとインダストリアルな雰囲気になりません。鮮やかな色を入れたい場合は、部屋全体の色をアースカラーでそろえ、アクセントとして取り入れると良いでしょう。
例えばアクセントに赤を取り入れたいなら、メタル製ラックの一部の棚板を赤いものに変える、飾るものに赤が入ったものを選ぶといった方法があります。棚板はメタル製のままで、小物や収納ボックスに赤いものを取り入れる方法もおすすめです。
インダストリアルインテリアに合う雑貨は?
インダストリアルインテリアに合う雑貨は、メタルやブリキ、真鍮などの金属製品の他、濃い色の木製品、革製品などが挙げられます。サビ加工などのエイジング加工が施されていると、より雰囲気が出ます。
植物を置きたい場合は、鉢カバーにブリキ缶を使って植物のナチュラルさに無機質さをプラスしましょう。
もし、女性でインダストリアルなインテリアコーディネートにチャレンジしたいという方は、ガラスビンにドライフラワーを入れて飾ってみるのはいかがでしょうか。ガラスのまろやかな光沢とドライフラワーのナチュラルさが加わり、無機質で男性的な雰囲気を和らげてくれます。
おわりに
「インダストリアルな部屋を作るのは難しいのでは?」と考える方も多いかもしれませんが、ポイントを押さえれば誰でも簡単にインダストリアルインテリアを実現することができます。
自分で好きなだけアレンジできるのが、インテリアの魅力です。さまざまな製品の中からどれを選ぶかでインテリアは大きく変わってきます。この記事を参考に、今ある家具にアレンジを加えたり新しい家具や雑貨を取り入れたりして、インダストリアルなインテリアコーディネートにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。